【柔道整復師】良い就職先とはどんなところか?見分けるポイント教えます。

柔道整復師を目指す学生さんたち、最終学年にもなると国家試験に向けて勉強を頑張っている人は多いと思いますが、就活にも力を入れていますか?柔道整復師のような技術職は勤務する場所によって将来が大きく変わってきます。

しかし、どのような所が良い就職先か分かりませんよね。自分の同級生でもどういう所がいいか分からず

先生におすすめされた所に就職した
給料が良いところに就職した

という人が多くいましたが、半数以上が退職して別の所で勤務しています。

そこで今回は良い就職先を見分けるポイントを解説していきます。この記事を読み、就活への不安を取り除いて勉強に集中していただきたいです。

目次

そもそも就職先は?

柔道整復師の就職先は大きく分けて3つあります。

接骨院(整骨院)

1番多いのが接骨院勤務です。理由として他の就職先よりも、柔道整復師として出来ることの幅が広いからです。
先程述べた、非観血的療法や保険請求業務(レセプト業務)が主な仕事内容となります。
柔道整復師は接骨院の開業権を持っているので自分の治療院を持つため、接骨院で経験を積み方も多いです。

整形外科

整形外科では医者がいる為、治療というよりはリハビリの指導や後療法が主な仕事内容になります。
接骨院より骨折、脱臼などの急性症状が多く来院されるので経験は積めるとともに、接骨院では扱えないレントゲンを見れることも特徴です。
色んな症状に対応出来るようになりたい人にはおすすめです。

介護施設

介護施設では「機能訓練指導員」として働くことができます。機能訓練指導員とは施設利用者の日常動作のやりやすさ向上、要介護度が高まらないように予防することが主な業務となります。介護施設に1人以上機能訓練指導員を配置することが義務付けされているため、今後需要が高まる仕事です。


就職の流れ

柔道整復師の就職の流れは一般企業と大きく違います。

一般企業の場合

インターンシップ→エントリシート作成→テスト選考(SPIなど)→面接(集団や個人など複数回)→採用

ざっくり流れを書いて見ましたが、大変ですね。エントリシート記入時の自己分析やOB訪問など含めると一般企業に就職される方は尊敬してしまいます。

柔道整復師の場合

見学→面接→採用

一般企業と比べるとかなり楽です(笑)面接も私は複数回行いましたが、同級生の話を聞いてみるとほとんど院長やグループ会社だとそこのトップの人との面接のみでした。採用ハードルも低く、不採用を味わったことある人はごく僅かです。そのため就職浪人は柔道整復師界ではほぼ存在しません。


良い就職先とはどういうものか?

良い就職先(職場)の定義は人によって差があります。給料が良いとか、職場のみんなが仲良く雰囲気が良いとか、残業が無く労働環境が良いとか様々です。

しかし、今回は技術職である柔道整復師という面で考えると、良い就職先は「良い治療家になれる所」ではないかなと思います。

もちろん上記で述べた所が良い会社も素晴らしいと思います。しかし、その会社に最後までいますか?ほとんどの方は最終的には独立開業を目指します。ならば、技術力が高い所に就職して早く自分の目標に向かうのはどうでしょう?そのほうが効率は良いと思います。

そこで、見分けるポイントは技術力の高い就職先にフォーカスを当てて説明していきます。

見分けるポイント① 来院人数

来院人数の多さは、技術力の高さを示しています。理由として、患者さんはしっかり治してくれる院を選んで通院するので、来院人数が多い所はしっかり治せる=技術力があるというのが分かります。

しかし、来院人数をホームページや求人票に書いている所は少ないので来院人数を知る方法として

①治療院の混む時間帯(夕方から夜にかけて)に見学に行き来院状況を確認する。
②面接の時に質問する

があります。

治療院の混む時間帯(夕方から夜にかけて)に見学に行き来院状況を確認する。

見学の際に、治療院が混みやすい時間である夕方から夜にかけての時間帯を選択してください。正確な来院数は分からないですが、混んでる時間帯での混み具合で、ある程度来院数を把握することができます。

しかし、話もできるように落ち着いた時間帯を指定してくる会社もあるので注意してください。

面接の時に質問する

この方法が1番正確な情報を得ることができます。面接時の終盤で逆質問の時間を設けてくれるケースはよくあるので、その時に質問しましょう。会社側も面接の場で嘘を付くことはないと思いますし、濁したような返しだったら来院数は少ないものだと思って大丈夫です。

見分けるポイント② 勉強会

技術力を高めるには、経験もそうですが知識も必要です。その知識を高める為に業務終了後に勉強会を行う所は多々あります。勉強会の内容は会社側が色々教える場合もありますし、テーマを決めて各々考えてきた事を話し合うカンファレンスのような勉強会をしている所もあります。


勉強会で注目したいポイントは頻度です。

頻度が多すぎる所はあまりよくありません。実際、高頻度で勉強会をしている所に勤務している友達に内容を聞いた所、内容が薄すぎて驚きました(笑)私からしたら「そんな事自分で考えたら分かるだろ、わざわざ集まってすることではない」と感じました。 一方私の勤務している所では勉強会は3ヶ月に1回など低頻度で行われます。しかし内容は、すごくディープで自分1人ではたどり着くことのない答えが出るので感銘を受けています。

何が言いたいかというと、勉強会は頻度より質だと言うことです。質を求めると高頻度で勉強会を行えるわけありません。 きちんとした知識を得たいのなら、勉強会の頻度に注目してみてください。

最後に

今回は技術力にフォーカスを当て解説させていただきましたので、技術にこだわる方には参考にしてほしいです。しかし、技術こそが1番というわけではありません。給料の良いところで勤め、お金をある程度ためてから技術を求めるのも良いですし、開業を考えていない人ならば労働環境の整ったところで働いたほうが良いですし人それぞれです。

もう1つアドバイスするならば、先生がオススメする所はあまりよく無い傾向が多いです。根拠は無いですが周りの経験が物語っています(笑)就職は自分自身のことなので、先生など人に頼りすぎず自分で判断できる力を身につけましょう。

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